2021年10月13日

251  母と娘

 私には一卵性双生児の息子がいます。42歳。それぞれ父親になっています。もし私に娘がいたら、どんな感じかしらとふと思いました。

 私と母は、密着型の母娘ではありませんでした。〈あなたはあなた。私は私〉。それは子どもの頃からだったように思います。大人になっても、私が帝王切開をしたその日、病院から付き添い許可が出ていたにもかかわらず、母にその気はなく・・。私は手術後の痛みがひどく、心細かったので母に一緒にいてとお願いしました。結局付き添ってくれたのですが、夜中に仮ベッドで寝ている母が、♪か〜ら〜す〜、な〜ぜ〜な〜く〜の〜♪と歌っているではありませんか。もうおかしくて、おかしくて。でも笑うと手術跡が痛くて、痛くて、大変でした。

 そんな母ですから、ほとんど私の子育てには無関心でした。もちろん、孫のことは「こんなに可愛い子は見たことない」と大事にしてくれましたけど、積極的に預かってくれることはほとんどありませんでした。私は出産直後、しばらく実家にいたのですが、双子で夜は大変でした。でも母はノータッチ。ある晩、私は疲れてしまい息子たちが泣いていても起きることができませんでした。その時ドアが開いて誰かが入ってきました。足袋を履いています。着物の衣づれの音がします。しばらくして息子たちは泣き止みました。母が来てくれたんだと思って私は寝入りましたが、足袋履いていたことを翌朝思い出して、ひやっとしたのを覚えています。もちろん、母に聞いたら「行かなかった」とのこと。一体、だれ?

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ぼくの母さんは、どこにいるの?目の前にいるでしょ。

 私は母の生き方を素敵だと思っています。仕事をして自分の世界を大事にしていました。母は私に「あなたは私によく似てるわ」と言っていました。私もそう思います。ですから、娘がいたら、多分ほどよい距離感を保って付き合うのだろうなと思います。もはや叶わないことですけど、せめて母のように仕事をして自分の世界を大事にして生きていきたいと思います。秋の夜長にそんなことをつらつら考えてしまいました。

posted by あさえ at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする