先日、地下鉄の駅でトイレに入りました。そうしたら、使用中のトイレから、「ウゲーッ、グォーッ」と異様なうめき声が聞こえてくるではありませんか。苦しそうで、尋常ではありません。一瞬、出産?! 人間が妖怪に変身中?! 本気でそんなことを想像してしまうほどのうめき声。声をかける勇気がなかったので、駅員の人に、「女子トイレの個室で、苦しそうな声が聞こえます。」と伝えました。「すぐに調べてみます。」と言ってくれました。余計なことをしたかもしれませんが、心配だったものですから。
柴犬まるの足もとで、たんぽぽチカチカ
愛犬の散歩コースのひとつに、通れない道ができてしまいました。道沿いの一軒の家の駐車場に、日本犬のミックス犬が飼われています。年は10歳ぐらいでしょうか。いつも狭い駐車場にいて、車がバックで入るとき、排気ガスがかかるだろうな、ひかれないだろうかと気になっていたのですが、うちの犬が通ると、ワンワンと元気に吠えてくれていました。ところが、久しぶりにその家の前を通ったとき、がく然としました。ものすごくやせていて、年老いていたからです。そしてそのあとしばらくして通ったら、姿がありませんでした。亡くなったのかもしれないねと夫と話して、駐車場に手をあわせました。
ところが、次にそこを通ってみたら、びっくり!いたのです。ただ、さらに細くなって、壁にはりつくように立っています。立っているというよりも、前足だけでしか立てないようで、おなかを帯状のベルトのようなもので上からつるしてある状態でした。わんちゃんは、ときどき、からだを動かすのですが、つるさげられているのでゆらゆら揺れている感じです。フードがおいてあり、たべようとするのですが、ほとんどこぼしています。夜遅く通ったときも、この状態でした。どうしたらいいのでしょう。夜、眠れなくなってしまいました。地下鉄のトイレのうめき声を通報することはできたけれど、なんとかしてあげてという手紙をその家のポストにいれる勇気がない……。通れない道。つらいです。