2018年01月31日

第180話  寒中さんぽ その参

 あっくんとの寒中散歩の二日後の日曜日。午前中に7歳のもうちゃんと10歳のかあくんが、うちに遊びに来ました。今、「スクイーズ」という、感触が気持ちよくて形もかわいいおもちゃが人気です。もうちゃんがいろんなスクイーズをもってきて、それに値段をつけてスクイーズやさんをはじめました。お客さんは私。「スクイーズだから、クイズをやってあたったら安くしてくれる?」ときくと、「いいよ」。さっそくなぞなぞの絵本をだしてきてもうちゃんが、なぞなぞをだし、私が答えて300円を200円にしてもらったりして遊びました。
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「スクイーズやさんの看板」byもうちゃん

 午前中はそんな感じで平和な室内遊び。昼食で解散して(1階と2階ですけど)、午後は13時50分に集合。もうちゃんのリクエストで「迷子になるさんぽ」に出発しました。三人でじゃんけんをして順番を決めて、曲がり角ごとに自分の好きな方にいく散歩です。最初、ふたりはいきたい公園のほうへと方向を選んでいたので、私はあえてちがう方向を選びました。すると路地がありました。路地をまがると公園とはちがう方向になります。かあくんは、路地にそそられてそちらに曲がりました。迷子モードにはいってきました。よしよし。

 とちゅうにも公園があったので遊具などであそびました。たい焼きやの前にきたときは、ちょうど3時ごろだったので「食べようか」ということになり行列に並びました。私は小倉、かあくんはカスタード。もうちゃんはミスドが近くにあるからそこでドーナツを食べたいというので、みんなの希望通りのおやつを買って、近くの駅ビルの屋上庭園でたべました。屋上では寒いけど、薄着でこどもたちが駆け回っています。「これから電車のる?」と私がいうと「歩こう」「後ろ向きに歩こう」「ぴょんぴょんはねながら歩こう」などと好き勝手なことをいいはじめ、なぜか、「ぴょんぴょんおにごっこしよう」。かあくんともうちゃんは、屋上でぴょんぴょんはねながらおにごっこ。ちょっと面白い光景でした。

 帰り道、また曲がり角ごとに順番に方向を選びながら進んでいくと、文房具屋やらちっちゃい駄菓子屋を発見。駄菓子屋は暗くて店中が品物だらけ。私たちが入ると、中から50代ぐらいの女店主がささっとでてきて店の入り口の小さなスペースにすっと座りました。もうちゃんがおかしを取るごとに、「30円」「60円」とささやくように教えてくれます。家を出るときに、小銭をかき集めて1300円ほどお財布にいれてもってきましたが、すでにあまり残っていないので、もうちゃんは100円以内でお菓子を選びました。かあくんは文房具屋で消しゴムを買いました。

 それからいよいよ帰路に。あっちへこっちへと歩いていたら、ほんとに私の知らないところにきてしまいました。「ちょっと、ここ、知らないんだけど」といったら、「ぼく、わかる」。かあくんが、こっちという方向にいったら、行き止まり。あらあら。さまよってやっとわかる道にでました。これぞ、迷子になるさんぽの醍醐味。コンビニでトイレをかりたり、残っている雪を足でふみかためたり、議員さんの家の前の警備のおまわりさんに挨拶したり。変な掛け声かけながら歩いたり。まあ、愉快なこどもたち。おかげさまで、あっくんに続き、もうちゃんとかあくんのおかげですごーく気分転換できました。ありがとう。ちょっと、膝が痛いけど。
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2018年01月29日

第179話  寒中さんぽ その弐

 寒中さんぽ、178話の続きです。
 その日の夕方、またまたあっくんが、散歩にいきたいというのでふたりででかけました。「あ、お月さまだ」「ほんとだ。まだ白いね。雲みたいだね」といいながら、寒中さんぽは、はじまりました。「どこにいく?」「おもちゃや」「え、おもちゃやなんてあったっけ」「あるよ」「おしえて」。ふたりで手をつないでけっこう早い速度で歩き始めました。本屋の前を通過して線路の下の小道をくぐってまた駅にもどってとぐるぐる。そしてお菓子屋の前で。「ここだよ」「そっか。ここか。じゃあ、ひとつだけ買っていいよ」というと、ハイチュウを選びました。私は家で食べようと思っていたのですが考えが甘かった。駅の下のベンチで食べようという。「じゃあ、寒いからあったかいお茶かおうね」。コンビニでお茶をかい、それで手をあたためながらハイチュウをベンチで食べることに。マッチ売りの少女の気分に少しなりながら、ふたりでハイチュウをひとつずつたべました。(ちなみに夫に「あっくんとチュウハイ買った」といってびっくりされました。)

 たべ終わると、あっくん。「おもちゃやに、いく」「えっ、おもちゃ?」「ほいくえんの近くだから」といって私の手をひっぱって歩きはじめました。とちゅうの魚やさんで「しゃけ」を購入。あっくんは、ケーキやさんのぬいぐるみをみたり、道の雪をくずしたり、ときどき大きな声で「ボク、ドラエモン!」と叫んだりしながら進みます。そうしたら、「おもちゃや」がありました。レンタルショップの前にならんでいる「ガチャガチャ」が。なんてタイムリー。実は私、ガチャガチャにとても興味があるんです。日本独特の文化で、外国人の方たちもおみやげに買っていくそうです。うれしくなって、「じゃあ、あっくんにひとつ。こうちゃんにひとつ。ガチャガチャやってみようか」というと、大喜び。自分には「ピストル」、こうちゃんには「トミカのプラレール」を選びました。

 さあ、かえろうと思ったら、「今見る」といってカプセルをあけようとしています。「部品が道におちたら作れないから、ちょっとあたたかいところであけるだけあけてみようか」と提案。なにせ、すごく寒くて。手袋をしていなかったのであっくんも私も手がかじかんでいたのです。コンビニのイートインで、あんまんをひとつ買ってわけてたべました。カプセルはあけたのですが、ピストルの本体の一部がとれてしまっています。あけたときにおれたのかわかりませんが、「とうさんに、つくってもらおう」といったらあっくんも納得。家路を急ぎました。もうだいぶ暗くなっています。「はしれ、はしれ」。あっくんにひっぱられるように私も走りました。「あっくん、ばばちゃん、限界」というと「ゲンカイなんていわないの!」「はい!」。家まで猛ダッシュで帰りました。

「すっごくたのしかったね!」とあっくんがいったので「あっくんとのさんぽはすごくたのしいな。もうちゃん(7歳の孫)とのさんぽもたのしいから、あっくんともうちゃんとばばちゃんでさんぽしたら、もっとたのしいね」といいました。すると、「あっくんだけのほうがたのしいよ」。そうだね。あっくんとの散歩はダイナミックでワクワクして楽しいよ。

 ガチャガチャのてっぽうは、とうさんが作ってくれたそうです。よかった。きょうのひなたぼっこばなしは、ながーくなりました。
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ゆきまるフェイスbyもうちゃん
posted by あさえ at 21:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第178話  寒中さんぽ その壱

 雪が降り、連日の低温で雪が凍って道路にへばりついています。そんななか、4歳のあっくんが車の本をみたいというので駅前の本屋さんに行きました。

 連れられていったコーナーにはプラモデルのようなものが数個並んでいました。かっこいい赤い車の「名車シリーズ」の箱があり、あっくんはそれがほしいようでしたが、3980円もするので、「これはお誕生日プレゼントで買うぐらい高い」と話しました。「じゃあ、これ」といって指差したのが青いレーシングカーの箱でした。198円!「あ、いいよ。これにしよう」。レジにあっくんがもっていったら、おじさんが「ぼうや、これはね、50もパーツをかわないと完成しないんだよ」「えーっ!」びっくりしたのは私。おじさんは「名車シリーズは完成品が入っていますけど」といいながら、『世の中、そういう風になってます』というかのように私にうなづいて見せました。青い車の箱をかかえているあっくんと、うなづくおじさん。私がだした結論は「名車シリーズ、ください」。

 「高いものにつきました」と私がおじさんにいうと、「あんぱんまん」の小さな人形をくれました。あっくんは、「こうちゃん(弟)にあげる!」といって喜んでいました。小売店のいいところだなと思いながら、児童書コーナーをみたら、なんと正面にドーンと「十二支のおもちつき」の絵本が置かれていました。「私が書いた本です」と言うことができませんでした。まだまだプロ意識が低い私です。
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ゆきまるフェイスbyあさえ

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2018年01月16日

第177話    陰膳

 1月15日の小正月が過ぎ、1月も半分が終わりました。もうすっかり日常がもどりました。さて小正月ですが、この日は1月1日の大正月に対して、小正月というのだそうです。旧暦のころには15日は満月だったので、この日をひとつの区切りとした意味もわかるような気がします。この日は小豆粥をたべますが、私はお汁粉を作ろうと思っていました。結局、時間がなくて作れませんでしたが、一応小豆はスタンバイしています。実は11日の鏡開きで、お汁粉を作ったのですが、豆が少しかたかったのでイマイチ、いやイマサンぐらいでした。ですから、今度こそ、おいしいお汁粉を食べたいなと思っています。あずきは赤いので厄をはらってくれるそうですし。

 1月13日は、私の弟の誕生日です。弟は2000年に突然亡くなってしまいました。元気でいれば戌年なので60歳。還暦を迎えることになります。特別なお誕生日なので、お祝いをすることにしました。夕食に、弟の好きだったビーフシチューハンバーグとマカロニサラダ、納豆ごはん、芋の煮っころがし、お豆腐のお味噌汁を用意しました。「陰膳」です。「陰膳」とは、国語辞典によると「家を長くはなれている人の無事をいのって、留守宅の家族が毎晩供える食事」のこと。弟は長い旅にでているし、毎晩供えるわけではないけれど、60歳の区切りの日なので。
 ケーキも用意しました。お店に行ったのが遅かったのでロールケーキしかなくて、モカロールを買いました。ハーブティーをいれて、食べました。
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  私にとっても初めての「陰膳」でした。不思議な気持ちになりました。一緒に食べている気持ちになるかと思ったら、私たちが食べ終わっても、弟の食事はなくならないし、おかずも冷めていきます。余計、いないのだということを思い知らされて悲しくなってしまいました。でも、やってよかったと思います。弟にもきっと気持ちがつうじたような気がします。
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 今まで整理できなかった弟の持ち物を今年は母にかわって、心をこめて整理しようと思います。


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2018年01月09日

第176話 戌年のはじまり、はじまり

 新しい一年がはじまりました。もう11日は鏡開きです。昨年末からずっと絵本のストーリーを考えています。そんなにのんびりしていられないスケジュールなので、少々あせってます。今だに着地しない…。
2本のうち1本はなんとなくまとまってきたのですが、できるかな。

 気分転換に、東京芸術大学美術館の宮𢌞正明展と国立近代美術館の熊谷守一展にいってきました。宮𢌞氏をわたしは知らないでいったのですが、風や温度が絵から伝わってくる感じがしました。入り口付近に「檜」の香り、奥に「太陽神」の香りが噴霧されていて匂いも心地よかったです。熊谷氏はわたしの大好きな画家です。初期のころの暗い混沌とした画風が、今のようなシンプルな画風に変化していく過程がよくわかって興味深かったです。猫を描いた絵葉書を3枚、買いました。宮𢌞氏のパンフレットに書かれていた言葉がすてきなので引用します。

 行と行の間には
 音にならない
 意味がある
 目には見えない
 音がある

 うちの柴犬まるは今年の5月で17歳になります。散歩をしている姿は17歳とは思えない軽やかさで、毛並みもよく、通りすがりの方によく褒めていただきます。年齢をいうと、みなさん、驚いて、「立派ですねえ」と言ってくださいます。あとどのくらい一緒にいられるのかなと、考えただけで涙がでてきますから、本当にいなくなってしまったらどうなってしまうのだろう。まるといられる一瞬一瞬を大切にしたいです。

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今年の年賀状のまるです。

 今年がどんな一年になるかはわかりませんし、心配ごともいろいろあります。なるべくおおらかな気持ちで日々過ごせたらいいなと思いますが、わたしは年齢のわりには未熟なので、小さなことでアップダウンしそう。どうなることやら。とりあえず、今年のわたしの目標は、大好きなスターダストレビューのコンサートに行くこと!
posted by あさえ at 14:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする