2018年01月16日

第177話    陰膳

 1月15日の小正月が過ぎ、1月も半分が終わりました。もうすっかり日常がもどりました。さて小正月ですが、この日は1月1日の大正月に対して、小正月というのだそうです。旧暦のころには15日は満月だったので、この日をひとつの区切りとした意味もわかるような気がします。この日は小豆粥をたべますが、私はお汁粉を作ろうと思っていました。結局、時間がなくて作れませんでしたが、一応小豆はスタンバイしています。実は11日の鏡開きで、お汁粉を作ったのですが、豆が少しかたかったのでイマイチ、いやイマサンぐらいでした。ですから、今度こそ、おいしいお汁粉を食べたいなと思っています。あずきは赤いので厄をはらってくれるそうですし。

 1月13日は、私の弟の誕生日です。弟は2000年に突然亡くなってしまいました。元気でいれば戌年なので60歳。還暦を迎えることになります。特別なお誕生日なので、お祝いをすることにしました。夕食に、弟の好きだったビーフシチューハンバーグとマカロニサラダ、納豆ごはん、芋の煮っころがし、お豆腐のお味噌汁を用意しました。「陰膳」です。「陰膳」とは、国語辞典によると「家を長くはなれている人の無事をいのって、留守宅の家族が毎晩供える食事」のこと。弟は長い旅にでているし、毎晩供えるわけではないけれど、60歳の区切りの日なので。
 ケーキも用意しました。お店に行ったのが遅かったのでロールケーキしかなくて、モカロールを買いました。ハーブティーをいれて、食べました。
IMG_1212.JPG

  私にとっても初めての「陰膳」でした。不思議な気持ちになりました。一緒に食べている気持ちになるかと思ったら、私たちが食べ終わっても、弟の食事はなくならないし、おかずも冷めていきます。余計、いないのだということを思い知らされて悲しくなってしまいました。でも、やってよかったと思います。弟にもきっと気持ちがつうじたような気がします。
 IMG_1214.JPG

 今まで整理できなかった弟の持ち物を今年は母にかわって、心をこめて整理しようと思います。


posted by あさえ at 11:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする