連れられていったコーナーにはプラモデルのようなものが数個並んでいました。かっこいい赤い車の「名車シリーズ」の箱があり、あっくんはそれがほしいようでしたが、3980円もするので、「これはお誕生日プレゼントで買うぐらい高い」と話しました。「じゃあ、これ」といって指差したのが青いレーシングカーの箱でした。198円!「あ、いいよ。これにしよう」。レジにあっくんがもっていったら、おじさんが「ぼうや、これはね、50もパーツをかわないと完成しないんだよ」「えーっ!」びっくりしたのは私。おじさんは「名車シリーズは完成品が入っていますけど」といいながら、『世の中、そういう風になってます』というかのように私にうなづいて見せました。青い車の箱をかかえているあっくんと、うなづくおじさん。私がだした結論は「名車シリーズ、ください」。
「高いものにつきました」と私がおじさんにいうと、「あんぱんまん」の小さな人形をくれました。あっくんは、「こうちゃん(弟)にあげる!」といって喜んでいました。小売店のいいところだなと思いながら、児童書コーナーをみたら、なんと正面にドーンと「十二支のおもちつき」の絵本が置かれていました。「私が書いた本です」と言うことができませんでした。まだまだプロ意識が低い私です。
ゆきまるフェイスbyあさえ
【関連する記事】