2019年07月30日

第215話 黄土色の下弦の月


やっと梅雨明け。今年は昨年よりほぼ1ヶ月遅かった。そしてものすごく蒸し暑い。外になるべく出たくないけれど、連日仕事で外出しています。夜も遅くなることが多く、最近は夫が夕飯を用意してくれます。だいたい、素麺かうどん。具はスーパーで買ってきた揚げ物。でも文句は言いません。くたくたに疲れて帰ってきて、夕飯ができているだけでもありがたいです。片付けもしてくれたらもっと感謝するんですけど。地方講演や外食することも多いのですが、そういう時、「何を食べたの?」と聞くと、100%、「レトルトカレー」と答えます。本人が好きなものなので良しとしましょう。

 まるちゃんは相変わらずです。先週、東京で講演会があって帰ってきた夜、疲れてしまい11時ごろに寝ました。すると、まるの吠え声がして目を覚まし、時計を見たら夜中の12:30。なぜか頭が冴えてしまい、寝られなくなったのでまるの添い寝を夫と交代してあげました。そうしたら、まるは、寝ない、寝ない。口を開けてハアハア、荒い息をしてお腹が波のように大きく膨らんだり、しぼんだり…。同じ枕でまるの顔を見ていると、暖かい息が顔にかかります。時々、足をけいれんさせたりします。その度に、死んでしまうのではないかと思い、耳の周りや頭の上、お腹の横をさすりました。さすってあげると、目を閉じます。良かったと思ってさするのをやめて、ふとまるを見ると、ギンナンのような黒い濡れた目で私をじっと見ているのです。そんなふうなので、気分転換をするために4時に外に連れていきおしっこをさせてみました。パジャマで出るわけにはいかないので着替えて外に出ました。まるが倒れないように支えながら、ふっと見上げた空に黄土色の下弦の月が見えました。まるの骨ばった体の感触と黄土色の下弦の月。まるが天国に行ってしまったら、この月を見るたびにまるの体の感触を思い出すのだろうなと思いました。この日は結局5時まで寝られませんでした。フラフラで短大の最終講義に行き、2コマの講義をして、フラフラで電車に乗り、途中で寝てしまい降りる駅を通り過ぎてしまいました。

 まるの顔を見ていろいろ考えてしまいました。まるは、幸せだったのかな。まるは人間みたいに悪口も言わないし、人を傷つけることも言わない(でもよく噛んだっけ)。まるは気難しくて、夫と私と二人の息子にしか気持ちを許さない。でも6歳のあっくんとは通じ合っているような気がする。あっくんは犬アレルギーでまるをさわれないのだけど、来ると「まるちゃん、元気でよかった」「まるちゃんが、いい」と言う。先日はまるのサークルに入って何やらお話をしていました。慌てて「痒くなっちゃうから出ようね」と行って出したけれど。あっくんは「まるちゃん、食べるんだよ」って「肉」の絵を描いてくれました。サークルに貼りました。あっくんはまるの5人目の家族になりました。
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まるちゃんへ「お肉」byあっくん
posted by あさえ at 19:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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