2020年09月27日

第234話 お彼岸に

暑さ寒さも彼岸まで、というけれど、本当に涼しくなりました。まるが7月5日に天国に行って初めてのお彼岸に、先代犬ナックが眠る慈恵院に、まるを納骨しました。ナックの時もそうでしたが、お寺の納骨堂にまず2年間預かっていただいてその後、動物供養塔にお引越しする予定です。ナックもまるも犬の友だちがほとんどいなかったので、たくさんの犬や猫たちが眠る供養塔の方が賑やかできっと嬉しいと思います。
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動物供養塔はいつもお花がいっぱい

お坊さんに本堂で読経していただきました。とても声の通る方で木魚もいい音がしました。まるの骨壷には孫たちが作ってくれた折り紙の犬と、よくわからないけれど、白い紙を細長く丸めてキュッキュッと絞ったお飾りをつけたままだったのですが、お坊さんが、「いいじゃないですかー」と痛く感動してくださって、「ぜひお孫さんといらしてくださいね」と3回ぐらいくりかえし言ってくださいました。まるへの子どもたちの思いを感じてくださったのでしょう。
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参列していた他のみなさん、どう思われたかな・・

まるは家族に愛されたたくさんの犬や猫たちと一緒に納骨堂にいます。その晩、自分の体の中から、何かが抜けたような感じがして、朝起きたら体が軽くなった感じがました。まるが自由になったのかも。私が引き止めていたのかもしれません。慈恵院はとても癒されるお寺です。よかったと思います。まる、また会いに行くからね。子どもたちとね。
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彼岸の時に咲く彼岸花。不思議な花です。慈恵院の入り口のお地蔵様。

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2020年09月06日

233話 枝豆の鞘をつぶしたら・・

猛暑の8月がやっと終わり、9月になったと思ったら、すごく暑い。朝晩は少し涼しいと感じることはあるけれど、まだクーラーは稼働中です。そんなある日、葉も枯れてしまってそろそろおしまいかなと思っていた朝顔が2輪、咲きました。咲き終わってしょぼしょぼになったので、5歳のこうちゃんと色水遊びをしました。2輪でしたが、カップに入れてめん棒で押して水を少しずつ足していったら、きれいなピンク色になりました。こうちゃんは大喜び。

もっとやりたそうでしたが朝顔はもうないので、ドクダミを庭からとってきて、色を出しました。すごいにおいだと思っていたら、こうちゃんは「いい匂いだね」って嬉しそう。潰して水をたしたら緑色になりました。こうちゃんはそこに先ほどの朝顔の汁を加えました。「見てー。お茶―。」ほんと、緑茶みたい。小さなペットボトル2本に入れました。2本目は半分くらいしか汁がなかったので、洗剤を入れて振ったら、「ビール!」。
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枝豆を茹でてあげたら、今度は豆を食べて残った鞘をトントン潰し始めました。すると、色はあまり出ませんでしたが、枝豆の香ばしい(?)匂いがしました。私が匂いを嗅いで「あ、まるちゃんの足の裏の匂いだ」と言ったら、こうちゃんも嗅いで「そうだね」。息子にも「父さん、まるちゃんの足の裏の匂い」と言ってかがせたら、息子も「あ、そうだね」。そして、こうちゃんはまるちゃんの遺骨と写真の前に潰した鞘を入れたカップをおいて、「こうしておいたら、まるちゃんもさみしくないよね」と言いました。あー、なんて沁みる言葉でしょう。こうちゃんは、生き物が大好き。恐竜、魚、虫。「魚の図鑑、買ってー」と言われて、「いいよ。今度買いに行こうね。」と約束したけれど、すでに家には各種図鑑が揃っているのだそうです。おねだり上手なこうちゃんです。
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しば犬が全て同じかどうかわかりませんが、まるの肉球は、ポップコーンのような香ばしいにおいがしました。枝豆も似たようなにおいがします。ここのところ、ふとまるが寝ていたところに目がいったり、「あ、ご飯あげてなかった」と思ったり、ということが続いています。そしてたまらなく、まるとあいたくなります。昨日でまるが天国に行って2ヶ月になります。ひょっとしたら私はまるを引き止めてしまっているのかもしれません。お彼岸がきたら、まるの遺骨を先代のナックが眠る合同墓に埋葬しようと思います。
posted by あさえ at 17:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月17日

第232話  暑い。

今日も35度を超えています。セミの声もあまり聞こえません。暑さで鳴く気もおきないのでしょうか。立秋はもう過ぎているので今は残暑。とても厳しい残暑です。

先日葉山の友人の家に行ってきました。驚いたのは「クーラー」がないこと。天井にファンはついているものの、窓を開け放しておくだけで涼しいのです。コロナ禍の折、換気100%。安心です。夕方になるとベランダに机と椅子を移動させ、七輪で岩手県三陸高田から送られてきた新鮮なサバを焼いていただきました。空には虹が出てなんとも良い気持ちでした。

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その友人の家にはドーベルマンがいました。7年前に亡くなったのですが、うちの柴犬まるの唯一の友達でした。じゃれ合うように遊んでいました。亡くなった後、4ヶ月後に黒柴を家族に迎えたそうです。私たちが行った時、すごく吠えたのですがじきに静かになり自由気ままに過ごしていました。友人は73歳。今は犬の散歩以外は外に出ないそうで、黒柴くんが健康を支えてくれているそうです。そういえば、まるが天国に行ってから私も夫も1回も外に出ない日があります。完全に運動不足……。

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ベリーは女の子。ベリーもまるとあともう一匹のわんちゃんしかお友だちがいなかったそうです。

そして奥さんが素晴らしい。会社員(片道1時間半ぐらいかけて通勤)である一方、自宅で「こども食堂」を開いています。「この前流しそうめんしたのよ」と、その時の竹を見せてくれました。だいたい20名ぐらい来るそうです。お料理が好きで、こどもたちが自立したため誰かに食べて欲しくて始められたそう。さらにフラダンスにオーガニック料理を学んでいます。明るく元気で、とても気持ちの良い、清々しい女性です。年齢を重ねても自分で行き止まり(天井)を作らない。すごく刺激を受けました。

「天井」でふと思い出したことがあります。数十年前、始発の停留所からバスに乗ったときのこと、一番前の席(前方が見渡せる席)におばあさんが座っていました。運転手さんが「危ないですからそこに座らないでください。」おばあさんは「この席に座りたいんです」「危ないですから。あなたが席を変えない限り、バスは出発しません」。おばあさんはしぶしぶ席を変えました。後で私は反省しました。おばあさんの横に立ち「私が支えますから」と運転手さんに言ってあげればよかったと。高齢者は好きな席にも座れない。それは危ないから。なにかあったらバス会社の責任になるから?自分で天井を作らなくても社会から作られてしまうこともあるのですね。私もそのおばあさんと同じくらいの年齢に近づいています。(案外、超してたりして?)私はどう生きていきたいのか。一つ確かなことは、こどもたちに向けて物語を書き続けたい、ということです。

posted by あさえ at 15:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする