2011年08月17日

第75話 お盆のような月が

毎日、毎日、なんて暑いのでしょう。日中、外で遊ぶ子どもたちの声が聞こえません。いったい、みんなどこにいるのかしら。
お盆に、お墓参りに行ってきました。熱中症になるといけないので、朝7時30分に出発しました。お墓までなんと、30分で到着。いつもは1時間ぐらいかかるのに。気温もまだ30度になっていないようで、ほっ。

お墓の雑草をぬいて、お花をそなえ、お線香をたいて、手をあわせていると、背中合わせのお墓から、「暑いですね。お墓参りも大変ですよねー」とおじいさんに声をかけられました。びっくり。墓石の向こうから、いきなりのあいさつは、やめてほしいんですけど。

今年は「旧暦のお盆7月15日」が「新暦の8月14日」で、「旧盆」と「月おくれのお盆」が重なる珍しい年だそうです。14日はきれいな満月でした。そうなんですね、そもそもお盆は満月の日だったんです(ともいき暦の8月13、14、15、16日をクリックして下さい。)月あかりにみちびかれて、ご先祖さんが迷うことなく家に戻ることができるように。14日の夜、家のまわりを歩いて街灯がないところで月をとりました。雲がかかってぼやっとしてましたけど、明るさは十分。盆踊りも月の明かりの下でおどったのでしょうね。ご先祖さんたちに「私たちこんなに元気ですよ」とお見せするために。満月の明かりはなんでも、すみずみまではっきり見えてしまう明るさより落ち着きます。

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豆電球ではありません。懐中電灯の光でもありません。お月さまです。

15日の夜、まるちゃんと雑木林の公園にお散歩にいきました。セミしぐれがものすごくて、なぜかカラスもたくさんいて。ひょっとしたら、殻からでてくるセミを食べようと待っているのかも。月あかりでよく見える夜だから?…なんて想像してしまいました。夏の終わりのセミ、ツクツクホウシの鳴き声も聞こえて、夜の風に少し涼しさを感じて、ピッと思い出した一句を。

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土から1メートルぐらいのところに、セミの抜け殻がこんなに!なにか井戸端会議でもして、とびたったのかな。


秋き来ぬと 目にはさやかに見えねども
風の音にぞ 驚かれぬる

藤原敏行


夜空にはお盆のようなまんまるな月。今も昔もかわらない同じ月。
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2011年06月29日

第74話 友だちとおしゃべり

日に日に暑くなっていきますね。このまま夏に入っていくとなると、えー、ごかんべんといういう感じです。うちは、夏は40度になるほどの暑さ。なるべくすずしい部屋にいるようにしますが、クーラーがなかったらすごせません。電気をあまり使わずにがんばらなくてはいけないのですが、ああ、おそろしい。ゴーヤもすくすく育ってはいるけれど、なんかたよりない感じだし。

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ゴーヤ:ゴーヤたち。あんたたちがたよりだよ。
たのむよ。がんばれ。

この前、大学時代の友だち4人と茅ヶ崎(ちがさき)のイタリアンレストランで久しぶりに会いました。なぜ茅ヶ崎かというと、友人の一人が住んでいる町だからです。 私たちは午前10時40分に集まって、午後4時30分ごろまで、まあ話した話した。茅ヶ崎ビールを飲み(私はアルコールはだめだけど)、よく食べ笑い、最後のデザート盛り合わせは胃にきつかったけどおいしかった。

なにをそんなにおしゃべりすることがあるの?って思う人もいるかもしれないけど、それがあるんです。ふしぎでしょ。帰りはすごく元気になっているからまたふしぎ。そうだ!今、気がついた。これって私たちにとって、「大はらえ」のようなものかも。「大はらえ」は6月と12月の最後の日に神社で災いをはらう行事。茅(かや)でつくった大きな輪をくぐって半年間のけがれをおとし、夏をぶじにこえられますようにと願う行事でもあるんです。これで暑い夏も元気にこえられるような気がしてきたぞ。ラッキー!

そうそう、茅ヶ崎の観光協会が配布している「ちがナビ」という地図を駅でもらいました。開いてびっくり、Sサイズ(約8×11センチ)なのに開くとあっというまにLサイズ(43×57.5センチ)!友人が「これミウラ折りよ。宇宙でも使われていたのよね」。「へえ、三浦半島でつくられたの?」と私が言ったら「三浦さんという人が考案したのよ」とのこと。知らなかったのは、私だけ?

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地図たたみ:手のひらサイズのかわいい地図が……

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地図じゃばら:こうなりまして……

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地図開き:ほら、おおきくなったー。

さっそく調べてみたら、三浦公亮先生が人工衛星の太陽電池パネルを研究しているとちゅうに考案された折り方だそうです。折り紙という日本文化が発展して宇宙へつながったとしたら、すてきですね。
そういえば、もうすぐ七夕。折り紙でおかざりをつくろう。ゆかたも着よう。なんだか夏と楽しくやっていけそうな気分になってきた。よかった!
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2011年05月30日

第73話 ぐちょぐちょ粘土

散歩道に紫陽花がふわふわ咲き始めました。冬のころ、もう枯れているのではと思うくらい茶色い枝だったのに、今はたくましい緑色。いったい、どこに力をためていたのでしょう。

もう梅雨ですね。雨の日は家の中ですごすことが多くなります。そんなときのおすすめが、「小麦粉粘土」。まず、ボウルに小麦粉を適当にいれます。いれたら、さわってみてください。ふわふわしていい気持ち! そしてパチンパチン手をたたいてみて。粉がまいあがってまるでけむりの中にいるみたい。ほっぺたにパタパタつけてみたら、お化粧。手と腕にぬれば、七匹のオオカミのお話がはじまります。腕に粉をつけたオオカミがコヒツジたちに「おかあさんだよ」といって腕をみせるでしょ。あれですよ。あれ。

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かあくんシェフ、小麦粉に水を多めにいれて、ゆるゆるにします。

ひとしきり粉とあそんだら、すきな色の食紅をパパっといれて、お塩をひとつまみ。そして水を少しずついれてねっていきます。こねこね。指にべっとりついて、うひゃー。べとべとゆびーっ。水をたして、またこねこね。そうこうしているうちに、あら、もちもちっ。小麦粉粘土のできあがり!
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梱包材、いえ、パンをいれてよくこねます。ぐちょぐちょ。

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色をかえて同じくこねこねします。やっぱり、ぐちょぐちょ。


お店で買えば簡単に手にはいるけど、自分ですきな色の粘土をつくるのはとっても楽しいですよ。ねちょねちょ、べとべとは、気持ちわるい感覚だけど、それもまた面白い。ぜひ、粉のさらさらからもちもちの粘土になるまでのさわり心地の変化を楽しんでみてください。

3さいのかあくんがすきな小麦粉粘土は、もちもちになる前のぐちょぐちょ粘土。水がかなり多めです。買ってきた粘土は「面白くない」とバッサリ。心ゆくまで感触を楽しみながら遊んでます。見ているだけでこちらもウキウキしちゃいます。

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干します。「青いパンと赤いパンです」

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ちなみに、オーブンでは、ケーキもやいています。
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